- February 12, 2007 11:50 AM
- Clap!
- La Frontera
先日土曜日に、桃夏さん主催の「第2回 料理コンテスト」がありました。
【 優勝 】
◇審査員コメント
アマンダ・ウォーレス:効率ではなく、あくまでも真摯に追求する姿勢に感動しました。
ラドリック:ドレイクさんのパティシエに対する思い入れ、痛いほど伝わりました。その熱い思いに敬礼を送りたいと思います。これからもパティシエ道を極めてください
ベネット:出来立ての料理はやはりいいですね。パティシエを志す、という心意気にも惹かれます。今回見せてくれた拘りを今後も貫いて欲しいと願い、技術点にプラス評価しています。
中也:神秘を使わずにいつの間にか料理カンストをしてた調理師の僕にとって、熱いプレゼンでよかったと思います。ただ、アイディアのためにコースの調和が取れていないところは、同じく調理師の僕としては残念です。
【 準優勝 】
コンセプトは「パーティー(PT)料理の数々」
◇審査員コメント
中也:パクチーマンセー!!
ベネット:トムヤムクンは辛味を減らしているという事なので、酸味がより強く出ていると思います。事前告知通り酸味の強い料理は苦手なものに入りますので(+実はアレルギーの都合で喰えません)愛情点から減点させて頂いています。コンセプトは最高でした。いじょー
アマンダ・ウォーレス:手間とアイデア。料理に必要な二つが凝縮されたようなすばらしい料理でした
ラドリック:産地直送という事で、同じ航海者として大変なご苦労をされたというのを痛感します。料理の全てをPT効果ありの料理にされたことは凄いと思います。バルディ頭取の晩餐会に呼んでいただいて光栄でした。ただ・・・・トムヤンクンは世界三大スープという事でよか
ラドリック:と、遅いレス失礼(汗
優勝・準優勝は、実は審査得点では同点(79点)でした。その為、各審査員の再投票で優勝が決定しました。
材料集めの難しい料理を数多く集め、尚且つ「コース料理」としての完成度の高い出品だった準優勝作が惜しくも敗れたのは、純粋に「審査員の好き嫌い」によるものでしょう。
僕はトムヤムクン食えないし、ラド兄はエビが食えないし…と、『苦手料理』が集まってしまったのが、最大の敗因だったかもしれません。
プレゼン文章で「辛味を抑えています」とありましたが、ここが「辛味酸味を抑え目にしています」という文章になっていたら、愛情点の減点(僕の採点は2でした)は無く、むしろ加点していましたね。
パクチー好きだし。
準優勝の方のblogに、製作裏話が載っています。プレゼンでも「全品今日作りたて」と」あったけど、朝のあんな時間から作ってたとは…! 是非読むべし。 ⇒ 『誠の航海日誌』
【 アイデア賞 】
※SS撮り損ねました(爆) 誰か持ってたらください。
テーマは「交易」
ラム酒・魚の揚げ物タルタルステーキ・果物入りココナツミルク・コンソメスープ
◇審査員コメント
ラドリック:ロンドンっ子である私にはこの魚の揚げ物は馴染み深く、美味しく頂かせてもらいました。各港の交易品を使って料理を作るというアイデア評価しますが・・・惜しむべくは、ネーデルが・・・・
ベネット:最初に挙げた港の名前のみでは、各国料理というのが判らなかった(=ネーデルに関連する港は挙げられてませんね?)上に、説明でも出てきませんでした。コンセプトとして成立していないのを残念に思います。しかし着眼点はよかったと思います。
中也:アイディアは面白かったのですが、そのアイディアに引きづられ、コースとしての纏りに欠けてしまっているのが、調理師として残念に感じました。あと、プレゼンにネーデルランドが出てないのも残念です。
アマンダ・ウォーレス:ネーデルがねーでる、残念!!
【 個人賞(審査員特別賞) 】
個人賞は、各審査員が好き勝手に(笑)選んだ賞です。賞品も、各審査員が自腹(笑)で用意しています。尼さんは、チェロイバーを大会当日に取りに行ったようで・・・超お疲れ様でした。
・アマンダ賞 ・・・ 賞品:チェイロバー(カロネードも真っ二つに切れる新世代の包丁)とか弱い仕立て屋である私アマンダのなんでも服2着作っちゃうよ権
テーマ『教会での粗餐』
◇審査員コメント
アマンダ・ウォーレス:教会と言う場所にマッチして非情にポイントが高い料理でした
中也:キリスト教で美味くまとまっていたと思いますが、キリスト教徒以外の方を考えた時、愛情点だけ、少し低くさせてもらいました。アイディアは素晴らしかったと思います。
ベネット:会場の特性を良く考えたメニューであったと思います。しかし、それ故にやや目新しさに欠ける点があったように思います。また、リンゴは好物だけど、丸かじりは面倒なので(…)その辺ちょっとマイナスもあります。
ラドリック:粗餐とはいいながらも、抑えるべき所は抑えている良い料理だと思います。アイデアもよかったと思いますが、粗餐だけにインパクトにはかけるかと思いました。ちなみにりんごはかじっても歯茎から血は出ませんでした(ぇ
・ラドリック賞 ・・・ ジャガー戦士の面
ラドリック:・・・・・・カレー万歳!!非常に笑わせて頂きました。ガロードさん、神様は見ていらっしゃいましたよwでも流石に・・・・二曲目マクロスで来るとは思いませんでしたよ・・・・wなお、料理としての評価は低めにさせて頂きました
アマンダ・ウォーレス:歌の分減点しておきました まる
ベネット:友人への採点なので辛めに行くぜ! と思いましたが、それ以上に辛い料理の羅列で大爆笑でした。カレーは好きですし、インパクトに最大の賛辞を贈ります。つーか、誰か水ください。
中也:お見事でした。インパクトだけでお腹いっぱいです。あと、柄にも無い協力してくれた人への感謝のコメントが、ポイント高いです。
・ベネット賞 ・・・ ロット(No.10)を100枚
タイトルは「赤枝騎士団の宴」 古代ケルト人の「ごちそう」を再現してみました
学者のエリスです。調理人ではありません(きぱ
調理スキルは四日前にタガログ語にかわりました。
でもがんばります!!!!
では今回用意したものから発表します
業火たいまつ。
短剣
ビール
ベーコン
豚です。
目を閉じて想像してください
時間は黄昏。戦が終わり、野営地へと戻ってくるケルトの騎士たち
生き残ったことを喜び、戦功を自慢し、戻ってこなかった仲間を偲び、焚き火を囲んでの晩餐です。
干し肉(ベーコン)を齧りながらエール(ビール)を酌み交わす。豪華ではないけれど、今の彼らには何物にも替え難いご馳走でしょう。
宴も盛り上がってきたところで、一人の人物が姿を現します
彼こそ、この栄光あるケルト最強の騎士団「赤枝騎士団」を率いる団長です!!
みなの前に立つと、団長はゆっくりと口を開きます。
「皆、今日はよく戦い、そして我らを勝利に導いてくれた。まさに諸君らこそ勇者である」
「そして私は、その勇者たちの中でも最も勇敢であったものをここにたたえようと思う」
そういって、彼は君の前に進むと、短剣を手渡すのでした。
「さあ、今日もっとも勇敢だったものよ。一番の栄誉をうけるがいい」
彼が指し示した先には、大きな豚の丸焼きが
古代ケルトにおいて、豚に最初に刃を入れることは、とても栄誉あることとされていたのです。
皆の羨望と尊敬の視線を受けながら、あなたはゆっくりと豚の前へと進んでいくのでした。
さぁ! 宴はこれからが本番です!!!
ということで、料理としては未熟でしたが、ここは学者らしくということで
古代ケルト人の「ごちそう」を再現してみました
タイトルは「赤枝騎士団の宴」
◇審査員コメント
ラドリック:瞼を閉じると、ログは見えませんが情景が浮かんでくるようです。非常に良いお話で、個人的にジェラシーを感じますw でも純粋に料理としては・・・・流石に点数は低めです。ごめんなさい^^;
ベネット:最近ずーっと陸戦ばっかりしてたので、やけにリアリティ溢れる感じでした。プレゼンの文章としては、ここまでの出品中で一番好きかもしれません。アイデア点で評価させて頂いています。ただ料理としては、少し地味さを感じました。
中也:最後にふさわしい、見事なプレゼンでした。最初はどうなるのかと危ぶんでましたが見事にまとまった、個性的なコース料理でした。
アマンダ・ウォーレス:歴史と味をともに味わうことができました。これは審査員として名誉なことであり、得点だと思います。ありがとうございました
■選考理由と発表時のコメント抜粋
ベネット>はい。ええと、超・趣味で選びました。
ベネット>選考理由は、コメントでも言いましたが、プレゼンの文章がとても素晴らしかったからです。学者・学者と強調していらしたのも、思えばプレゼン内容に続くのかなと。
ベネット>ナニゲに「調理アイテム」が出品物に含まれていない(全て交易品orアイテムですね)のも、料理人ではないという主張に沿っているように思いました。
ベネット>確かに「料理コンテスト」の趣旨としては「説明で選ぶの!?」と言われるかもしれませんが、まーそこは『趣味世界な特別賞』ってことで納得してください(爽)。
ベネット>僕からの賞品は、おみくじならぬ、運試しなロット(No.10)を100枚です。暇な時にぺしぺしして遊んでください。そしてゴミはゴミ箱へ(ぇ)
・中也賞 ・・・ ストローハット(「しばらく、ひどかったプレゼン反省しながら、それカブってライブしててください。」とのことw)
ロンドン♪ロンドン♪たのしいロンドン♪ 『震えるぞビート!色で香りで!体全体で感じるロンドンフルコース』
◇審査員コメント
ラドリック:ロンドンっ子としてはロンドンの料理、酒をコースにしたのは評価しますが、料理の名前を忘れるようでは愛情点は低目となります。それと・・・・ライブするようなら減点と思ってたので・・・・見事に減点です、ごめんなさいw
ベネット:料理名はちゃんと覚えましょうw ってことで(喩えプレゼンの作戦だとしても!)技術点を少し減点しています。非常に楽長らしいプレゼンだったと思いますが、料理の説明がやや流れてしまったのは『料理コンテスト』としては寂しかったと思います。
中也:勢いでごまかそうとする姿勢が楽しかったです。この日のために調理を自身でとって頑張ったところをしってるので、そこは好感触かも。ただ、ライブするのは読めてましたw
アマンダ・ウォーレス:料理の説明がまったくされてませんね、ちなみに魚の素あげトエダムチーズのグラタンでした
各料理についてのコメントや、出品のプレゼンテーションについては、また別記したいと思います。というか、三賞(優勝・準優勝・アイデア賞)に関しては桃夏さんのblogで、既にプレゼン全文が公開されているので、それ以外について後で載せられたらいいな、と思っています。
特に自分の個人賞を出した出品については詳しく(笑)書いておこうと思います。
それから・・・ ↑ の桃夏さんとこの記事を読んだ上での脚注を欄外に。
脚注は「アイデア賞」についてです。
実は、アイデア賞になった出品料理の『得点数』は、全参加者の中で最低得点でした。
なのに何故アイデア賞か。細かい審査の経緯は(他の審査員さんの許可を得て無いので)略しますが、他の賞とかぶらない事、そしてアイデアの着眼点のよさを評価して推させて頂きました。
プレゼン文章の中にネーデルランドの説明が入ってこなかったために、各審査員から大幅な減点を課された出品でした。(詳細なプレゼン内容は桃夏さんのblogをごらんください)
審査員の中では調理スキルを持っているのは中也さんだけなので(厳密に言えば、僕もR8くらいまでは一度上げた事があるし、セカンドは優遇だと調理R14位はあるんですが…w)料理を見ただけで材料が判るか? といえば答えは『NO』になります。やはり説明してもらわないと、どうしても相手の意図を汲むのは難しいところです。
更に個人的な所感としては、各国料理というならば、その国でしか売っていない材料を使った方が、もっとインパクトが高いのではないかと感じます。
ホワイトビネガーはヴェネツィアの港でしか売っていないので、これは最高ですが、魚肉などはどこでも買える品なので、例えば「北海産の鮭を捌いた魚肉」などと来ると、もっと面白かったかな? など等。(※たとえ実際には保管で魚肉にしてなくともいいのです!(ぇ)) まーこれは審査が終ってから思いついた事なので補足って感じですが(笑)。
ただ着眼としては、面白い分野だと思っています。出来上がった料理ではなく、それの材料にこだわるのも、料理人の楽しみだと思いますから。
大海戦や投資戦など、国ごとで争う事も多い大航海。だけど、何か『つながる』ものがあってもいいよね、と思いませんか?
僕たち航海者は、料理無くては海を渡っていく事は大変難しいです。その「生活必需品」に、国という枠を超える『何か』が宿れば、それはとてもステキな事なんじゃないかなぁと思います。
次回以降への強い『期待』を込めて、アイデア賞受賞の氏に、心からの拍手を贈ります。
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Comments:1
- 桃夏 February 13, 2007 7:50 AM
こんにちはっ。
先日はお疲れ様でした!&審査員を引き受けてくださってありがとうございました。
おかげさまで良いイベントになったような気がします。
│_・)欲言えば私もご飯食べたかった・・・w
冗談は置いといてw、長時間、ホントありがとうございました!